上がり框って何?
上がり框とは、「家の顔」とも呼ばれる、玄関や土間のおいて外と中を分ける段差に取り付ける横木の事です。
玄関から靴を脱いで廊下に入る角にある横木ですね!
「家に上がる」から上がり框の由来が来ていて、古くから最も大切にされてきた境界感覚になります。
上がり框は古くからコミュニケーションを生み出す場所と言われており、
来客をわざわざ部屋まで迎え入れる程でも無いときに、上がり框に座ってもらい同じ目線で
会話を出来るようにと言われており、とても重宝される場所と言うことです。
また靴を履くときや外仕事から休憩の場としたり様々な用途があります。
最近では高齢者の為に上がり框の所に式台(ベンチ)や折りたたみ椅子、昇降機などを設置するケースもあります。
上がり框はほぼ毎日間違いなく使用する場なので、見た目の良さや使いやすさを追求して、
玄関の快適性を高めて、気に入った上がり框を取り付けてください。
上がり框の素材
上がり框の素材は、木材・石・タイルなどの種類があります。
木材の場合だとヒノキ・ケヤキなど固くて見た目が美しいものを使用するケースがほとんどです。
また他にも人工大理石やタイル、御影石なども使用するケースがあります。
なので、自分にあった上がり框を選ぶようにしてください。
上がり框を付けないパターン
玄関を完全なフラットにする場合もあります。
これは要介護・妊婦・子供・お年寄りに優しいつくりになっていて、怪我や病気の方でも安心でき、
毎日のストレスもかなり軽減されるバリアフリータイプになります。
フラットにした場合、空間が広がり閉塞感が無くなります。
しかし、デメリットがつきもので平らな分、垢や湿気などが室内に入りやすくなり、
雨の日は水滴や汚れが持ち込まれるケースがとても多いです。
そして、靴の履き替えも不便さを覚えますので注意してください。
最後に
上がり框を取り付ける大工さんも、この時ばかりはとても慎重に施工し、とても気を遣います!
「家の顔」ということもありますし、ほぼ毎日のように目が行く所なので大切に扱います。
なので、上がり框の選び方も十分に悩んで決めてもらうといいですね!
最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。