フローリングの種類はどのくらいあるの?
フローリングの種類は、複合フローリングと無垢(単層)フローリングの2種類に分けられており、一般的な住宅において複合フローリングを証している事が多いです。
どちらのフローリングを使用すればいいのか、どんなメリットなどがあるのか、この記事を参考にして頂き自分に合ったフローリング選びをしてください。
無垢フローリング
無垢(ムク)フローリングは、無垢の材料で作られたフローリングのことを指し、垢がまったく無く素材そのものになります。よって、切り出した1本の木で1枚のフローリングを作るイメージになります。
天然木100%ですね!
複合フローリング
複合フローリングとは、薄いベニヤ板を何枚も重ねて厚みを出し、表面に0.5㎜~2㎜程の薄い天然木を接着剤で付けて形成されております。上から見ただけだと綺麗に1枚板に見えますが断面を見ると何層にもベニヤ板が重なっているのが確認できます。
ほとんどの住宅では複合フローリングを使用しております。
無垢フローリングのメリット・デメリット
無垢フローリングは100%の天然木から出来ており味わい深いものになっております。
メリットとして1番に木の温もりを感じる事ができ、香りも良いものとなっております。
木目も1枚ずつ違うので木、本来の楽しみ方が出来ます。また年々、無垢というものは表面を変えていき色やツヤ、木目の深みが増し唯一無二の存在になるでしょう。
真冬のフローリングはとても冷たいですよね。無垢はその冷たさを軽減でき断熱効果も発揮されます。また、夏では調湿作用により部屋の温度を快適にする効果もあります。
夏は水分を吸収し、冬にその水分を排出するのでとても快適性のある素材になります。
しかし、無垢を使うにあたって注意点があります。
先程お伝えした水分の吸収・排出を行われることにより、板の膨張と収縮が行われます。
よってフローリングの隙間や反りなどが生じることがあります。
無垢材の含水量は10~14%を保っていますが季節の変動で上下しますので室内の水分量には気をつけないといけません。
そして無垢は天然木なのでとても傷が付きやすい物になります。物を落としただけでも目立つ程の傷が出来てしまいます。しかし複合フローリングは修復が難しいですが無垢フローリングは無塗装の場合、水を含ませて膨らませたり削ったり等で補修出来ます。
複合フローリングのメリット・デメリット
複合フローリングの良い所は、機械で量産ができ先ずは狂いが無く、価格も無垢よりかなり抑えられます。
また最近では床暖房の需要も増え、それに対応できるフローリングが複合フローリングになります。
無垢フローリングとは違い、隙間や反り・キズの付きやすさなどの心配はありません。
化粧シートタイプ・単板(突き板)のタイプ、様々な機能を持つ商品がそろっており、品質にばらつきがなく、施工性に優れております。
最近では耐水性の高いタイプも揃っているので、キッチン・トイレ・洗面所などにも安心して使えます。
デメリットとして、複合フローリングは接着剤の寿命がフローリングの寿命になります。また、合板(板を合わせたもの)は湿気に弱く、板の裏側から湿気を含むことにより接着剤が剥がれていくことがあります。よって、複合フローリングには調湿機能はありません。
また、寿命ですが使い方によりますが15年~20年と言われており、無垢フローリングより短くなっております。
そして、肌触りの点、木の温もりは必ずしも悪いわけではありませんが、無垢フローリングを見てしまうと少し物足りなくなるかもしれません。
フローリングのお手入れ方法
フローリングは硬く絞った雑巾等であれば水拭きは可能で、水抜き中は喚起をよくとり風通しよくしてください。天候が良い時が望ましいです。
頑固な皮脂汚れは中性洗剤(住宅用)で拭いて頂いて大丈夫です。
ワックスですが、木質フローリングには「ワックス不要タイプ」や「樹脂ワックスが適用しにくいタイプ」がありますのでご注意ください。また半年~1年に1回程度でワックスがけをやる場合、廊下の端・机の下など普段歩かない所はワックスの消耗が少ないので、塗りすぎると膜厚が増し色が変わって見える事があるので注意して行ってください。
選び方
価格で選ぶなら断然複合フローリングです。種類や性能も豊富なので基本複合フローリングが良いと思います。
こだわりがあり、あたたかみ、無垢フローリングにかけられる予算がある方は無垢フローリングでもいいと思います。
お互い良いところがあり、実際にフローリングに触って見て感じる事で自分に合った選び方ができます。
まとめ
価格・お手入れ・寿命を考え自分のライフスタイルにあったフローリングを見つけよう