屋根の種類は何が良いの?【種類別に徹底解説】

  • 2020年3月22日
  • 2020年3月29日
  • 職人
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屋根の種類は何が良いの?

屋根材としてあげられるのがこちらです。

スレート屋根

ガルバリウム鋼板

ジンカリウム鋼板

陶器瓦

アスファルトシングル

になります。それぞれメリット・デメリットがあり細かく紹介していくので、自分に合った屋根材を見つけてください。

スレート屋根

日本で最も使用されている屋根材で軽量・シンプル・安価が魅力的なものになります。

メリット→安価・カラーバリエーションが豊富・防火性が良い・軽量な為、耐震性に強い施工しやすい

デメリット→塗膜が劣化すると防水機能が無くなり約10年に1度、塗装などでメンテナンスが必要。耐衝撃性には弱く人の重さや飛散物で壊れてしまう可能性がある。防音性・断熱性には弱い。寒害に弱く、寒冷地には向いていません。水分が溜まりやすくコケ・藻が生えやすい。

ガルバリウム鋼板

単価と性能の観点から総合的に高い金属屋根になります。

アルミニウム55%・亜鉛43.5%・シリコン1.6%で構成されアルミニウムの耐食性と亜鉛の防食作用により20年以上、錆を防ぎます。

メリット→耐久性や対候性能が高い・不燃材料なので防火性が優秀・カラーバリエーションが豊富・粘土瓦の8分の1の軽さなので構造上、負担が軽減される。屋根の勾配が緩くても施工可能。

デメリット→断熱性が低い・衝撃に弱く薄いため飛来物が当たるとへこむ・遮音性が低い(雨音が響きやすい)

ジンカリウム鋼板

構成要素はガルバリウム鋼板と同じですが 、表面が砂状の自然石でコーティングされています。

よって、ヨーロッパ風のデザイン性になりとても雰囲気が出ます。

メリット→自然石でコーティングされているため、ガルバリウム鋼板の欠点である防音性・断熱性が補える・耐久性がとても強く再塗装も不要になる・耐火性が良い・軽量なため耐震性に優れている・緩い勾配でも施工可能。

デメリット→鋼板の表面に付着している自然石が剥がれ落ちる・輸入材のため少し高価になる・

陶器瓦

古くから使用されており、耐久性はとても優れています

寿命は半永久的です。再塗装も不要になります。

陶器瓦は瓦の中で最も一般的で、粘土で瓦の形を作り釉薬(ゆうやく)と呼ばれるガラス製の薬剤を塗り高温で焼き作ります。

釉薬を使用することによりツヤが出ます。

メリット→焼き物なので再塗装が不要・耐久性がとても良くメンテナンスコストが安い遮音性断熱性が高く、結露が起こりにくいので家の寿命もかなり上がる・破損しても1枚単位で交換可能

デメリット→高価・職人不足のためコストアップの要因・重量があるため建築物に負担が大きい・耐震強度上は不利

アスファルトシングル

海外では一般的なモダンな屋根材になります。

アスファルトが原料で、防水・耐候・軽量において優れた機能性です。

メリット→防音性が非常に高い・表面の砂粒。天然石が緩衝材になり防音性が良い・柔らかい為複雑な屋根、曲線の屋根にも対応できる・軽量

デメリット→水分が溜まりやすくコケ、藻が生えやすい・軽量なため強風に弱い・国内ではあまり普及していないので施工可能で業者が少ない・塗装時に吸い込みムラが発生しやすい。

屋根勾配の確認

リフォーム工事をする場合、新しい屋根材を乗せるときに現在の屋根勾配が新しく取り付ける屋根材に適合するかご注意ください。

屋根材には最低限必要な屋根勾配が必要になっており、雨漏りの原因になります。

スレート屋根→4寸勾配以上

アスファルトシングル→3.5寸勾配以上

瓦→3寸勾配以上

ガルバリウム鋼板・ジンカリウム鋼板→2寸勾配以上

となります。

まとめ

家の雰囲気に似合った屋根を選ぶ

メンテナンスコストは大切

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