在来工法と2x4工法(ツーバイフォー)の違い

  • 2020年3月8日
  • 2020年3月16日
  • 職人
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在来工法のしくみ

在来工法は、日本に古くからある伝統工法の発展したもので、柱・梁・筋交いを組み合わせて建物を組み立てていくものになります。以前では地震に揺れやすい建物と言われておりましたが、柱と梁などを繋ぐ金物が発達し改良されていき昔と今ではかなりの耐震性があがりました。

木造軸組工法、在来軸組工法、在来木造、木造軸組など色々な呼び方がありますが、その内容は基本的に同じなので、主に「在来工法」と呼ぶことが多いです。

2x4工法のしくみ(ツーバイフォー工法)

2x4工法とは木材を用いる工法の1つで日本では「木造枠組壁工法」と呼ばれています。

この2x4工法は主にアメリカが中心に普及した工法で、2x4→2インチx4インチという角材のサイズ4のことを指します。

2x4工法で使われる材料

ワンバイ材のサイズ

1x1材 19㎜x19㎜ 

1x2材 19㎜x38㎜

1x3材 19㎜x63㎜

1x4材 19㎜x89㎜

1x6材 19㎜x140㎜

1x8材 19㎜x184㎜

1x10材 19㎜x235㎜

ツーバイ材のサイズ

2x2材 38㎜x38㎜

2x3材 38㎜x63㎜

2x4材 38㎜x89㎜

2x6材 38㎜x140㎜

2x8材 38㎜x184㎜

2x10材 38㎜x235㎜

2x12材 38㎜x286㎜

スリーバイ材のサイズ

3x4材 63㎜x89㎜

3x6材 63㎜x140㎜

フォーバイ材のサイズ

4x4材 89㎜x89㎜

4x6材 89㎜x140㎜

4x8材 89㎜x184㎜

近くのホームセンターでもツーバイ材など置いてあることが多いので、実際に見てどの大きさが良いのか確認できますし、DIYでもとても使いやすい材料となっております。

在来工法のメリット・デメリット

在来工法のメリットとして、間取りが自由にでき大きめの窓は取り付けることが出来ます。また、増改築やリフォームがやりやすいことが上げられます。

デメリットとして、住宅の質が職人によって違い、柱、金物他、接合が甘いと家の寿命が短くなることがあります。そのため、家を建てる場合は熟練の質の良い信用のある職人を選ぶことを大前提としてください。

2x4工法のメリット・デメリット

2x4工法のメリットとして地震や台風など外からの力に強くなってます。また気密性・断熱性・防音性に強いと言われています。また工事期間も在来工法に比べ比較的容易です。

デメリットとして、建築の構造上「面」で組み立てられているので間取りの変更の柔軟性に欠けます。そのため増築工事・リフォームも工事がやりにくいことがかんがえられますね。

まとめ

最近では、在来工法でも2x4工法でもお互いの良い所を取り入れているので、材料・工法は違いますが耐震性・断熱性・防音性・防カビなど両方同じ高い数値の結果が出ております。

将来性を考え、自分に似合った家を工務店・職人に相談してみてはいかかですか。

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